ここ最近は、WordPressに設置している検索フォームの見直しをしています。見直しの材料として、そもそも検索フォームがどう利用されているのか、知りたい。そこで、Googleアナリティクスの「サイト内検索」を利用します。
以下に設定方法を書きました。機会がありましたらご参考ください。
Googleアナリティクスでサイト内検索をトラッキング
まず、アカウントは作成済み、トラッキングコードも設置済みを前提として書いています。
Googleアナリティクスへアクセスして、サイト内検索を設定したいアカウントを選択します。アカウント選択後、画面右上にある「アナリティクス設定」をクリックします。
ビュー設定をクリックします。
「レポート ビュー設定」画面に移動しますので、下にスクロールすると、サイト内検索の項目があります。サイト内検索のトラッキングを「オン」にします。
次に、「クエリ パラメータ」に「s」を入力して、「保存」します。
なぜクエリパラメータの値は「s」なのか
通常、WordPressでデフォルトで用意されている検索フォーム(関数リファレンス/get search formを参照)で何かを検索すると、クエリパラメータ「s」が付きます。
例えば・・・私のブログはWordPressで作られていますが、検索フォームで「おもしろ」と検索すると、検索結果のURLは下のようになります。
ですので、クエリパラメータ「s」のデータを取得するための設定をした、という理解で大丈夫です。
ところで「クエリパラメータってなんだろ?」という場合は、以下が参考になります。
WebブラウザなどがWebサーバに送信するデータをURLの末尾に特定の形式で表記したもの。
Webアプリケーションなどでクライアントからサーバにパラメータを渡すのに使われる表記法で、URLの末尾に「?」マークを付け、続けて「名前=値」の形式で記述する。値が複数あるときは「&」で区切り、例えば http://example.com/foo/var.php?name1=value1&name2=value2 のように記述する。
(引用:クエリ文字列とは 〔 URLパラメータ 〕 【 query string 】 – 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典)
クエリパラメータは最大5つまで設定できる
クエリパラメータは複数指定できます。例えば、一つのページに対して、クエリパラメータの値によってページ内容が変わる場合などに使えます。
早速「サイト内検索」の項目で確認しましょう
サイト内検索の設定が完了したら、「行動」内に「サイト内検索」の項目がありますので、
- サマリー
- 利用状況
- サイト内検索キーワード
- 検索ページ分析
以上のデータを確認することができます。(サイト内検索の設定後、1日ほどでデータが取得できました)
「サマリー」のサンプル
今年公開したサイトがありまして、サイト内検索を入れました。サマリーはこんな感じになっていました。ふむふむ。
まとめ
今回ご紹介した「サイト内検索」を設定して、得られたデータに基づいた仮説を立てたり、いろんな施策ができます。私個人としては、設定しておいて損はないと思っています。設定作業はそれほど時間がかかるものではないと思いますので、ぜひとも。
参考リンク
Googleの公式ページにも方法が掲載されています。今回ご紹介した方法以外にも「POST ベースの検索エンジンを使用している場合」も掲載されていますので、あわせてご参考ください。
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