【Twitterでつぶやいてファイルをダウンロードできるシステムを作りました】レコーディングエンジニアの上原さんのWebサイトに導入しました

Webサービス

「Twitterと連携して、音源ファイルをダウンロードできるシステムがあったらな～」という依頼をいただきまして、こつこつ作っていたんですが、このたび無事にリリースできましたのでご紹介します。

Google+がきっかけで依頼いただきました

今回のシステムは、以前からGoogle+で仲良かった、クリエイターでレコーディングエンジニアの上原（Sho Uehara）さんからご依頼いただきました。

Sho Ueharaさんの経歴・スタイル

プロフィールページから引用しますと・・・

・経歴

2004年、レコーディングエンジニア目指して上京。
Azabu O Studio（exオンエアー麻布スタジオ）で電話番&車庫入れのアルバイトを始める。
2005年、HAL Studioに入社し、DJ KrushやSPANOVAから、Superflyや西野カナなど、幅広いジャンルのセッションワークに数多く関わり、エンジニアリングを学ぶ。
2012年、HAL Studioを退社。
2013年、フリーランスとなり活動を始める。
2013年に手掛けたfox capture plan「BRIDGE」では、第6回CDショップ大賞2014ジャズ部門賞、JAZZ JAPAN AWARD 2013アルバム・オブ・ザ・イヤー ニュースター部門を受賞している。

・スタイル

アーティストのライブやリハーサルに出向くと同時に、表現したい世界観は何か、音色やバランスなどの好みについて、徹底的にヒアリングを重ねた上で、レコーディング、ミックスダウン、マスタリングを行います。
通常のミックスダウン時には、マスタリングも同時に行うスタイルで、より完成系に近い形でディレクターやアーティストの方にジャッジして頂くようにしております。

と、数多くの実績を残しておられるプロの方です。私と同世代で、考え方なども共感・見習う部分も多くあります。

「Twitterでつぶやき＆ファイルダウンロード」のシステムを紹介します

それでは早速、システムの流れをご紹介します。

Twitterアプリと連携して音源をダウンロードする「シンプルな仕組み」

まず、音源ダウンロードサイト「http://shouehara.sub.jp/onceandagain/」のページを開きます。ページ内に、下のようなダウンロードリンクが3つあります。

  1. Zipファイルダウンロード＆日本語ツイート
  2. Zipファイルダウンロード＆英語ツイート
  3. スマートフォン用ダウンロード

私が今回関わったのは「ダウンロード＆ツイート」ができる1と2です。では試しに、Zipファイルをダウンロードしてみます。

「PC Zipfile Download&JapanTweet 」をクリックすると、下のように「Twitterアプリ連携の認証」画面に移動します。この時点で、Twitterにログインしている場合は「連携アプリを認証」ボタンを押すと連携完了します。（Twitterにログインしていない場合は、ご自身のTwitterアカウントIDとパスワードを入力します）

連携アプリ認証画面

ちなみにですが、私が作った今回のシステムでは「ツイートする」機能のみ利用しています。「タイムラインのツイートを見る」「フォローしている人を見る、新しくフォローする」「プロフィールを更新する」機能については使用していません。

また、データの蓄積も一切行っておりませんので、安心してご利用ください。Twitterアプリの権限については、こちらに記事として書きましたので、興味のある方はご参考ください。また、アプリの連携後、不必要と感じた場合は連携を解除ください。解除方法についてもこちらに記事にしています。あわせてご参考ください。

というわけで、連携と同時にダウンロード完了画面が表示され「この文章がツイートされましたよ」と案内されます。

アプリを連携すると、ダウンロード開始。ダウンロード画面に移動します

アプリを連携したTwitterアカウントでは、以下のツイートがされます。

ツイート文章（日本語）

英語版だと以下のツイートがされます。

ツイート文章（英語）

そして、ツイートと同時にZipで音源ファイルがダウンロードされます。以下の4ファイルが格納されています。

音源ファイルがダウンロードされる

  1. フル バージョン
  2. ピアノ バージョン
  3. カラオケ バージョン
  4. 歌詞

と、以上がシステムの流れでした～。

つまり「Twitterでつぶやいてくれた方は、音源をダウンロード可能」というシステムです。また、音源については「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC BY)」を採用しています。原作者のクレジット表記を条件として、改変OK、二次創作もOK。

どんな曲なの？

YoutubeでMVを公開しています。「ダウンロードする前に、どんな曲なのか聞きたい！」と気になる方も多いはず。是非、参考としてご視聴ください。

MV「Once and Again feat. Chihiro」

音源ダウンロードはこちらから

Sho Ueharaさんが考える「音源配信」のこだわり

Sho Ueharaさんが、今回の取り組みについて考え方をツイートしていましたので、掲載します。

最近スタートしたプラットフォーム「note」にも、今回の取り組みについて書かれています。

クリエイターとして初作品　Sho Uehara / Once and Again feat. Chihiroを出した理由とか色々。

昨今の音楽業界の「流れ」を感じ取り、かつ、新しい試みとして今回の無料ダウンロードの方式を採用しています。「値段は下がっていく一方」という現状をただ嘆くだけではなく、何かを変えようと行動している人は、自然と積極的に応援したくなります。私個人的にはですけどね。

というわけで、どんどんいろんな方にダウンロードしてもらって、活用してもらえたらいいな～と私は思っています。今回のシステムはその「きっかけ」を提供した、という感じです。

システム開発者としての考えを少し書きます

作ったからには、より多くの方に利用して欲しい

私ができることとして、このシステムをより積極的に使ってもらえるように啓蒙活動にひたすら注力していきます。せっかく作りましたしね！

将来的な機能拡張なども視野に入れています

「つぶやいてファイルダウンロード」っていう仕組みは、たぶん探せば巷にたくさんあるんだろうと思います。ただ、作ってみて感じていたのは、こういう「ちょっとしたものをシステムとして導入したい」という需要は確かにあって、実現せずに眠ったままとなっている可能性がある。

使い方次第では、面白いプロモーション活動の一つとなると私は確信しています。

ですので、導入事例がもっと増えれば、機能拡張なども行う予定もあります。是非とも、興味がありましたらご連絡くださいますよう、お願いいたします。

まとめ

というわけで、ご依頼いただいたSho Ueharaさんと、今回作ったシステムについてのご紹介でした。まあ何よりも、Sho Ueharaさんと一緒に仕事ができて楽しかったです。大変貴重な体験をさせて頂きまして、感謝しています。Google+で知り合っていなかったら実現しませんでしたよ！

もし、ここまでお読みいただいて少しでも興味をお持ちになられましたら、是非とも音源ファイルをダウンロードしてみてください。ファイルダウンロードはこちらから

MVも再度貼っておきますね。

うん。音楽にあまり詳しくない私でも、いい曲なのがわかる。いろんな方の創作活動の応援になればいいな～。

追記：反響が結構あって、徐々に取り上げられ始めてる。うれしいね！

レコーディングエンジニア上原翔、初作品をCCライセンス下公開 | 上原翔 | BARKS音楽ニュース

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著者:bouya Imamura