例えばWeb制作を仕事としている方なら、制作したものを本番環境に反映する前にテストの環境を作って動作や表示などを確認することもあると思います。
私個人的には、一度テストを挟んだほうが精神的にも安定します。テスト段階でミスを見つけて対処できれば、本番環境にそのミスをさらすことを防げるのでおすすめです。
というわけで、そのテスト環境を自分のパソコン(ローカル)に作る方法の1つとしてXAMPPを使うことがあります。今回は、そのXAMPPをインストールする方法について書きましたので、機会がありましたらご参考ください。
XAMPPファイルのダウンロード
まずは、XAMPPの公式サイトにアクセスしてファイルをダウンロードしましょう。今回はWindows10を使っているものとして進めます。「Windows向けXAMPP」をダウンロードします。(Mac,Linux版もあります)
XAMPPをインストールしよう
ウィルス対策ソフトを入れていると・・・
XAMPPの公式サイトでダウンロードしたファイルを実行してインストールをします。と、間もなく下のような表示が出ることがあります。ウイルス対策ソフトが動いている状態だとこのような表示が出ます。
メッセージを読むと「インストールの際に処理が遅くなる可能性がある」みたいなことが書かれています。私の場合はそのまま「Yes」で進めてもインストールできましたが、もしインストールに失敗するようでしたら一度ウイルス対策ソフトを停止してから、再度インストールをしましょう。
ユーザーアカウント制御によるXAMPP機能の制限
次に進めると、下のような表示が出ることがあります。
メッセージを読むと、ユーザーアカウント制御(UAC)機能によってXAMPPの機能が制限されるので、以下のいずれかの方法でインストールしてね、と案内されていますね。
- C:\Program Files(x86)以外にインストールする
- UACを無効にする
インストール先を変更したほうが手っ取り早そうです。というわけで、インストール先に注意することを忘れないようにして「OK」で次に進みます。
コンポーネントを選ぶ
インストールするコンポーネントを選びます。例えばデータベースを利用したい方はMySQL(MariaDB)にチェックを入れておかないといけないですね。(デフォルトではすべてにチェックが入っていました)
特に変更する必要がなければそのまま何も触らず「Next」で次に進みます。
インストール先フォルダを選ぼう
「インストール先に注意」という話が前にありましたが、C:\Program Files(x86)以外にインストールすればOKです。インストール先を選んで「Next」で次に進みます。
Bitnamiについて
Bitnamiは、WordPress,Drupal,Joomla!など人気のあるオープンソースのアプリのインストールを補助をしてくれるものです。必要ないな、と思ったら「Lean more about Bitnami for XAMPP」のチェックを外しましょう。
インストール準備ができたら
ここまで進んだら、インストールの準備は完了しています。「Next」でインストールが始まります。
インストール中・・・
インストール後にコントロールパネルを起動しよう
インストールが終わると下のような表示が出ます。「Do you want to start the Control Panel now?」にチェックを入れて「Finish」で、表示を閉じた後コントロールパネルが起動します。
コントロールパネルの起動の前に言語を選択できます。選んで「Save」します。
XAMPPのコントロールパネルが表示された
下のようにXAMPPのコントロールパネルが表示されます。
Webサーバーの「Apache」とデータベースサーバー「MySQL(MariaDB)」を起動してみましょう。「Actions」の欄から「Start」で起動できます。起動がうまくいくと、「Module」の欄で起動したモジュール名に緑色の背景がつきます。(失敗すると赤色の背景などがつきます)
動作チェックをしてみよう
XAMPPがちゃんと動いているのか確認しましょう。ブラウザー(Google ChromeやFire Foxなど)を開いてアドレスバーに「localhost」と入力してアクセスします。
下のように表示されればXAMPPは起動しています。
以上でインストールは完了です。
もしローカル環境にXAMPPをインストールする機会がありましたら、ご参考いただけますとうれしいです。
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