GoogleアナリティクスAPIで「フィルタ」を使ってデータを取得するときに使う「演算子」まとめ

「Googleアナリティクスのデータを取得して何かをしたい」という場合は、GoogleアナリティクスAPIを使うと便利ですね。

  • アクセス数を取得して人気ランキングを作りたい
  • Googleアナリティクスで得られるデータを別システム上で閲覧/管理したい

など用途はいろいろあると思いますが、データ量が膨大ですね。そこで「フィルタ」を使うことで、取得するデータを絞ることができます。

例えば「フィルタ」を使うと以下のようなことができます。

フィルタを使うとこんなことができる

  • 特定のページ以外のパスを取得する
  • クエリパラメーターがついていないページのパスを取得する
  • 月間10,000PV以上のページのタイトル名を取得する

などです。

「GoogleアナリティクスAPIで、フィルタを使えばデータを絞って取得できる」ってことは、上記の内容で何となく理解できると思います。

フィルタに使える演算子がある

フィルタを使ってデータを絞って取得するには「指標(メトリクス)」や「ディメンション」に対して演算子を使います。

例えば「10,000PV以上」のデータを取得するには、以下をフィルタに指定すればOKです。

ga:pageviews>=10000

この演算子は、指標とディメンションによって使える演算子があります。今まで公式ドキュメントを眺めながら使える演算子を調べていたのですが、この機会に以下にまとめました。

ちなみに「何が指標?ディメンション?わからないよ!」という方は「Dimensions & Metrics Explorer」で調べることができます。

指標用の演算子

指標「pageviews」を例にしています。指標用の演算子は比較演算子が使えると覚えておけばいいですね。

演算子 説明
== 等しい ga:pageviews==10000
!= 等しくない ga:pageviews!=10000
> 大きい ga:pageviews>10000
< より小さい ga:pageviews<10000
>= 以上 ga:pageviews>=10000
<= 以下 ga:pageviews<=10000

ディメンション用の演算子

ディメンション「pagePath」を例にしています。ディメンション用の演算子は正規表現や部分一致などが使えると覚えておけばいいですね。

演算子 説明
== 完全一致 ga:pagePath==/blog/12345
!= 一致しない ga:pagePath!=/blog/12345
=~ 正規表現の条件に一致する ga:pagePath=~^/blog/[0-9]+$
!~ 正規表現の条件に一致しない ga:pagePath!~^/blog/[0-9]+$
=@ 部分一致する ga:pagePath=~^/blog/[0-9]+$
!@ 部分一致しない ga:pagePath!~^/blog/[0-9]+$

おまけ:AND や OR でフィルタに複数の条件を組み合わせたい場合

フィルタに複数の条件を組み合わせたい場合は「AND」や「OR」を使います。

演算子 説明
, OR(A または B) ga:pagePath=~^/blog/[0-9]+$,ga:pageviews<=10000
; AND(A かつ B) ga:pagePath=~^/blog/[0-9]+$;ga:pageviews<=10000

まとめ

私個人的にですが、データ取得するプログラムを作ったり、そのプログラムを改修するタイミングでフィルタの設定値をいじるのですが「たまにしか使わないから、完全に忘れている。調べないとわからない」ってことがよくありました。

この機会にまとめられてスッキリしました!

著者:bouya Imamura