フリーで使える画像加工用のアプリケーションでGIMPというソフトがあります。GIMPは「画像の切り抜き」や「明度・彩度などをちょっと変えたい」といった、割と単純な加工作業をするときには便利なので、たびたび使っています。
あと、私は仕事で個人・法人向けにパソコン操作のサポートをしているのですが、お客さんが自身で画像加工などをされたい場合に使うソフトの選択として案内をすることもあります。「そのくらいの作業なら、GIMP使うとできますよ」みたいな。
今回は、そのGIMPをMacで使おうと思っていたのですが、dmgファイルをダウンロード後、マウントしてアプリケーションにコピーして起動しようとすると、以下のようなメッセージが表示されて動きませんでした。
GIMPは、開発元が未確認のため開けません。セキュリティ環境設定でインストールが許可されているのは、Mac App Store と確認済みの開発元からのアプリケーションのみです。
上のメッセージの内容を読むと、インストールが許可されている開発元としてGIMPは許可されていないので動かないようですね。
というわけで、以上が前提です。
この設定を変更して、アプリケーションの起動を許可する方法について書きました。GIMPに限らず「アプリケーションを起動しようとすると、『開発元が未確認のため開けません』って文字が出てうまくいかない」
という方がいらっしゃいましたら、ご参考ください。
Macに新しいアプリケーションをインストール後に起動すると「開発元が未確認のため開けません。」となった場合の解決方法
まずは、画面左上のアップルのアイコンをクリックしてメニューを開いて、「システム環境設定」を選択します。
次に「システム環境設定」の中から「セキュリティとプライバシー」を選択します。
「システム環境設定」の「一般」のタブの中にある「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」に注目します。
起動に失敗したアプリケーションは、上記の画像のように「このまま開く」というボタンが表示されますので押しましょう。これで起動できるようになります。
上の画像の左下にあるカギをクリックする必要はありませんでした。(※macOS Sierra 10.12(16A323) MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)で試しました)
まとめ
私個人的には、Macをメイン端末として使い始めてまだ日が浅いということもあって、今後もアプリケーションを色々と入れる可能性があります。
もしその場合に「起動ができない」というアプリケーションがあったら、このページのことを思い出して操作しようと思っています。
似たようなことで困っている方がいらっしゃいましたら、ご参考いただけますと嬉しいです。
何でもかんでもアプリケーションをインストールせずに、ちゃんと判断しよう
デフォルトで「すべてのアプリケーションを起動できる」ように設定もできるのですが、開発元がわからない、つまり「出どころ」がわからないアプリケーションを導入するのは、私個人的にはおすすめできないです。
今回のGIMPを例にすると、まずはMac App StoreでGIMPがないかどうか検索します。アプリケーションが検索結果から見つかったら、開発元が正しいかどうかを確認してからインストールを行います。(アイコンを似せた開発元や機能そのものが違うアプリケーションもありますので注意してください)
GIMPに関しては、私がこの記事を書いた時点ではMac App Storeにはありませんでした。そこで、GIMPの公式サイトにアクセスしてdmgファイルをダウンロードして、インストールを行っています。
できればMac App Storeを経由してアプリケーションをインストールする方がいいと思いますが、GIMPのようにMac App Storeを経由せずに、GIMPの公式サイトから配布されているアプリケーションもあります。
GIMPについては、これまでWindowsでも使っていたし公式サイトからも配布されているし、Mac版でも動作確認が取れているので「アプリケーションを入れても大丈夫」と判断をしました。
新しいアプリケーションを入れるときは、上記のような検討をしてインストールするかどうかの判断をすることが大事になってきます。わからない方は詳しい方に聞くのも一つの手ではあると思います。(誰を詳しい方とするのか、その辺の見極めも必要です)
どれだけ慎重になっても、たとえ公式からの配布だとしても問題になる場合もあるのですが・・・注意することに越したことはないということがここでは言いたかったことでした。何かのご参考となりましたら幸いです。
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