WordPressでECサイトが構築できるWooCommerceのインストールと初期設定をする方法

「WordPress(ワードプレス)でもECサイトを構築できる」という話題はずいぶん昔から見聞きしますが、ここ最近「WooCommerce(ウーコマース)」というプラグインが結構使える、という噂を聞いて興味を持ちはじめました。

僕がWooCommerceの存在を初めて知ったのは2011年ごろでしたが、当時は日本製の「Welcart(ウェルカート)」というプラグインをメインで使っていたので「機会があればWooCommerceを試してみたいな〜。でも海外製のプラグインで英語が多くて、わかんないところが結構あるな・・・」なんて感想を持っていました。

そんな感想を持ってから数年が経った現在では、日本語にもかなり対応されていて(日本語対応用の「WooCommerce For Japan」というプラグインもある)、拡張機能も豊富に出揃っているそうです。例えば、最近流行りのサブスクリプション方式で製品やサービスを提供できたり、会員制サイトも作れるらしい・・・というわけで、僕もやってみようと思いました。

ちなみにですが、僕は「サポトピア」というサポートを販売するウェブサイトを運営しているのですが、サポトピアではWordPressで会員制サイト+サブスクリプション+フォーラムの仕組みを導入しています。

今構築しているシステムをそのまま使い続けるのもいいのですが、目的を達成するための手段はなるべく多く知っておきたいとは思っています。特に「会員制サイト」や「サブスクリプション」なんてキーワードに関連する需要はこれからもっと高まるのではないか、と僕個人的には思っています。ですので、今後のためにまずはWooCommerceをインストールする方法について書きました。

  • WordPressでECサイトってどうやって作るんだろう?
  • WooCommerceのインストール方法が知りたい

など、興味をお持ちの方はご参考ください。

「WooCommerce」プラグインをインストール・有効化する

前提として、WordPressはインストール済みとします。

まず、WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を選択します。

「WooCommerce」と入力してプラグインを検索します。

インストールを選択します。

有効化を選択します。

以上でプラグインのインストール&有効化の作業は終わりです。

設定ウィザードに沿って進めよう

次に、プラグインを有効化すると、自動でWooCommerceの設定ウィザード画面に切り替わります。

もし自動で切り替わらない場合は、WordPressの管理画面上に表示されている「設定ウィザードを開始」ボタンを押せばOKです。

この設定ウィザードの流れに沿って設定を進めれば、最低限の設定はできます。まずはショップの設定から始めましょう。

ショップの基本設定

WooCommerceに限らず、ECサイトを作るなら当然のように入力しなければならない情報ばかりですね。

もしかすると「どんな商品の販売を検討していますか?」の箇所は少し悩むかもしれないです。「今のところ、こんな商品やサービスを販売したいんだよなぁ〜」と、漠然としていてもOKなので、とりあえず入力できる箇所はできるだけ埋めましょう。

支払い方法の設定

Apple Payなどにも対応しているStripe(ストライプ)や、PayPal(ペイパル)のオンライン決済代行サービスにも対応できます。

オフラインでの支払いにも対応できます。小切手、銀行振込、代金引換などの支払い方法を提供したい場合は有効にしてください。

僕個人的には、オンライン決済代行サービスは購入者のクレジットカード情報など重要な情報をECサイト側で管理する必要がないので、積極的に使っています。

また「現時点ではStripeのアカウントを持っていない」という方もいらっしゃると思います。僕も持っていませんでした。その場合は「新しい Stripe アカウントを作りましょう」にチェックを入れれば、アカウント作成の補助をしてくれます。

アカウントを作成すると、下の画像のようなメールが届きます。あとは案内に沿って Stripeの設定をすればOKですね(細かい設定については今回は省きます)。

送料の設定

販売する商品を物理的に日本国内外に送る際の「送料」を設定します。(雰囲気でなんとなくわかるけど、ところどころ、日本語の意味が理解できない箇所がある・・・)

使用するテーマ、メール配信サービスの設定

WooCommerceプラグインと相性がいい(という言い方が適切なのかどうかわからないのですが)「StoreFront」テーマや、メール配信サービス「MailChimp」プラグインの利用をするかどうかを選択できます。

「WooCommerceプラグインを入れたECサイトの雰囲気を手軽に掴みたい」という方は、StoreFrontテーマにチェックを入れてもいいと思います。「MailChimp」については、使い方がわからない場合はチェックを外してもいいと思います(一旦チェックを外しても、後でインストール&有効化できます)。

Jetpackとの連携

Jetpackはウェブサイト運営に便利な機能が詰まった統合プラグインで、簡易的なアクセス解析やシェアボタンなどを手軽に入れたい、という場合は連携をしてもいいと思います。

JetpackとWooCommerceの決済設定との関係性が今のところよくわかっていないので、わかり次第追記します。

設定完了

設定完了後は、CSVファイルをインポートして商品を一括登録など、いろいろできるみたいですが、ひとまずいつも見ている「WordPressの管理画面を表示したい!」ということで「ダッシュボードを表示」ボタンを押しましょう。

WordPressの管理画面を見ると、メニューが増えています

WooCommerceを導入すると、WordPressの管理画面にメニューが増えています。(設定ウィザードでMailChimpをインストールした場合は、MailChimpのメニューが増えます)

実際にショップを表示してみよう

設定ウィザードでStoreFrontテーマをインストールした場合は、WordPressの管理画面に以下の画像が大きく表示されると思います。

試しに、「Storefront のホームページテンプレートを使用してホームページを作成する」「サンプル商品を追加する」のどちらもチェックを入れて「さあ、出発!」ボタンを押しましょう。

すると、下の画像のようにStoreFrontテーマが適用され、ダミーの商品データも作成されました。なるほど〜、こんな感じなんですね。

まとめ

WooCommerceプラグインのインストール&有効化と、初期設定について書きました。まだ触り始めたばかりなので、僕がやりたい「会員制サイト」「サブスクリプション」などの拡張方法やオリジナルテーマの適用方法など、少しずつ検証してみようと思います。

というわけで、WordPressでECサイトを構築する方法について少しでもご参考いただけますと幸いです。

著者:bouya Imamura