実は最近、ゲームに特化したウェブサイトを運営し始めたのですが、コンテンツの1つとして YouTube チャンネルを作って PC ゲームを YouTube Live で配信しています。
こんな感じで配信し始めました
配信ソフトは OBS Studio を使っています。
ニンテンドースイッチのゲームを配信したくなりました
つい先日、YouTube などで任天堂のゲーム配信を行う方を支援するニンテンドークリエーターズプログラムが終了するというアナウンスとともに、新しく ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン が発表されました。
いいタイミングなので、ニンテンドースイッチのゲームを配信する方法を調べてみると・・・どうやら配信用の PC だけ持っててもダメのようで、「ゲームキャプチャー」という機材が別途必要なことを知りました。
ゲームキャプチャーってなんで必要なの?役割を知ろう
なぜゲームキャプチャーが必要なのか、今まであまりよくわかっていなかったのですが・・・すごくシンプルに表現すると、ゲームキャプチャーは、ニンテンドースイッチ のようなゲーム機の映像や音声を PC に映すための「橋渡し」の役割を持ちます。
どのゲームキャプチャーを選べばいいの?
ゲームキャプチャーについて調べると、いろいろと種類があって、どれも値段は決して安くはないことを知りました。正直言うと、何を選んでいいのか迷いますし、勢いで買って失敗するのは極力避けたいですね。
ということで、まずは「どんな商品が人気で評判がいいんだろう・・・」と、巷の情報をさらに調べていると・・・現時点では「AVT-C878」と「GC550 PLUS」の 2 つの製品が人気があるようです。
GC550 PLUS を買いました
僕は以下の 3 つの理由から Amazon で GC550 PLUS を買いました。レビューの評価も高めですしね。
※レビューや製品の詳細については AVerMedia Live Gamer EXTREME 2 GC550 PLUS [4Kパススルー対応 ゲームキャプチャーボックス] DV482 をご参考ください。
理由 1:費用対効果が高いから
巷の評判というものは、全く知識がない状況の中ではある程度役に立ちます。AVT-C878 か GC550 PLUS のどちらかを買えばほぼ間違いなさそうですが、もし PC のスペックが足りているなら「1080p/60fps」で録画もできて、評判も上々な GC550 PLUS を手に入れたほうがいいと思います。
ちなみに、僕は(ゲームに関しては)質にこだわるタイプに寄っていきそうなので「AVT-C878 と比べて 5,000円ほどしか値段が変わらないなら、今後のことも考えて、費用対効果が良いものを長く使いたい」という考え方を持っています。
理由 2:配信や録画中の遅延対策として「パススルー機能」がついているから
GC550 PLUS には 4K 信号の入出力に対応した 4K パススルー機能がついています。これが決め手となりました。パススルー機能とは、配信や録画中にゲームをプレイしている時の遅れ(遅延)を防ぐ役割があります。配信や録画をしない通常と同じ状態で快適にゲームを行うためには、パススルー機能がついているかどうかは重要です。
理由 3:ニンテンドースイッチ以外のゲーム機で配信したくなった場合にも使えるから
今回は ニンテンドースイッチ で配信したいのですが、以下のようにほかのゲーム機でも配信できるのも評価できる点でした。
対応しているゲーム機やOS
- PlayStation 4
- PlayStation 4 Pro
- ニンテンドースイッチ
- Xbox Oneシリーズ
- Xbox 360
- Wii U
- ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(MINI SFC)
- ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ (MINI FC)
- iOSデバイス(iPhone、iPad、iPod touch)
買う前に診断ツールを使おう
ちなみにですが GC550 PLUS を買う前に、事前に配信や録画に使用する PC が対応しているかどうか、仕様をチェックしたほうがいいです。その上で、念のためメーカーから無料で提供されている「診断ツール」を実行してみましょう。
僕の場合は、以下の結果が出て問題なく使えるという診断結果が出ました。よかった〜。
というわけで、夜に Amazon で注文した商品が翌日の朝9時ごろに届きました。速い・・・さっそく開封しました。
GC550 PLUS 開封しました
内容物を確認
- GC550 PLUS 本体
- USB 3.1 Type-C to Type-A ケーブル
- HDMI ケーブル
- クイックガイド(説明書)
- 動画編集ソフト CyberLink PowerDirector のライセンスカード
- ロックネジ
なんと動画編集ソフトも使えるんですね。編集のために Adobe Premiere も買おうかなと思っていたのですが、使い勝手が良いかどうか、また後日試してみます。
GC550 PLUS の大きさはどれくらいなの?
ニンテンドースイッチを並べて大きさを比べました。
GC550 PLUS を接続しよう
一通り中身を確認したので、さっそく接続してみます。接続イメージを簡単に作りましたのでご参考ください。
接続イメージ
この接続イメージを思い浮かべながら接続していきましょう。
接続先は 3 つあります
下の画像を見てください。左から、USB 3.1 と HDMI の IN と OUT の3つの端子があります。
この 3 つの端子と機器をそれぞれ接続します。
ステップ 1:ニンテンドースイッチと接続
まず、付属されている HDMI ケーブルを使って、 HDMI 端子 IN 側とニンテンドースイッチのドックを接続します。
下の画像のように、ドックに本体をセットしてコントローラーはプロコンに接続すると、こんな感じですね。
ステップ 2:PC と接続
付属されている USB ケーブルを使って GC550 PLUS と 配信や録画に使用する PC を接続します。
この時点で、PC の電源が入っていると下の画像のように赤色のランプがつきます。これは GC550 PLUS 本体の起動中、またはドライバーが PC にインストールされていない状態を示しています。
ドライバーは後ほどインストールします。
ステップ 3:モニター(テレビ)と接続
最後に、HDMI ケーブルを使って、HDMI 端子 OUT 側と「実際にゲームをするためのモニター(テレビ)」を接続すれば完了です。
次は、初期設定のためドライバーをインストールしましょう。
ドライバーをインストールして初期設定しよう
GC550 PLUS を動かすためのドライバーをインストールします。公式サイトのダウンロードページを開きます。
ページ内の「ソフトウェア&ダウンロード」の中から最新版のドライバー(exe ファイル)をダウンロードしましょう。
ダウンロードした exe ファイルを実行して、インストールウィザードに沿ってインストールを進めましょう。
ちなみにですが、ドライバーと同時に、配信ソフト RECentral 4 もインストールすることになるようです。僕は普段 OBS Studio を使っているので、使わないかも・・・
インストールの途中、下の画像のように「OK」ボタンを押す場合もあるかもしれません。僕の場合はそうでした。
というわけで、ドライバーをインストールすると 下の画像のように青色のランプがつきます。
これで初期設定が済みました。次は配信環境を作りましょう。
配信環境を作りました
僕が普段使っている配信ソフト OBS Studio をささっと例にすると「映像キャプチャデバイス」のソースを追加して、デバイスの中から「AVerMedia GC551 Video Capture」を選択すれば OK です。これでニンテンドースイッチの電源を入れれば OBS Studio 上にゲーム画面を表示することができます。
映像キャプチャデバイスのそれぞれのプロパティについては使用している PC の環境に合わせて調整してください。僕の場合は音声が少しズレたので、解像度を 1920 × 1080 に変更しました。すると、音ズレなしで録画や配信ができるようになりました。
サンプル動画
試しに OBS Studio を使ってスプラトゥーン 2 を録画してみましたので、ご参考ください(遅延があるかどうか確認したかったので、あえていろいろ動いています)。画質も音声もそれなりじゃないかと思います。
まとめ
ニンテンドースイッチのゲームを YouTube で配信するためには「ゲームキャプチャー」が必要です。
そして数ある製品の中で、解像度もそれなりで、プレイ中の遅延防止のための4Kパススルー機能が備わっており、巷の評判も比較的よく、今後数年間は使用できそうな GC550 PLUS をおすすめしました。
ゲームキャプチャー選びの際に、少しでもご参考となりましたら幸いです。
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