【ECサイトでよく見る「レコメンド機能」を感覚的に導入できるWordPressプラグインを作りました】

2016/06/16追記

※「Submit! Recommend」プラグインは提供を終了いたしました。以下の内容は公開当時のものです。

ちょっと前から、新しいWordPressプラグインをコツコツと作っていまして。つい先日、リリースとなりました。プラグイン名は「Submit! Recommend」といいます。

このプラグインは、AmazonなどのECサイトでよく見る「レコメンド機能」をWordPressに感覚的に導入できるものです。

以下、ご紹介します。少しでも興味がありましたらご覧ください。

プラグインのダウンロード&インストール

WordPress.orgで公式に配布されています。早速、プラグインをWordPressに導入しましょう。

割と手順がわかりやすい方法は、WordPressの管理画面からインストールする方法です。

まず「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。検索ワード「Submit! Recommend」で検索をすると下の画面のように、プラグイン名が出てきます。

「今すぐインストール」をクリックします。

下のようにインストールが完了したら、「プラグインを有効化」してください。

以上で完了です。

※FTPソフト等で直接プラグインフォルダにアップロードする場合は、

こちらからzipファイルをダウンロードできます。

インストールが完了したら、次は設定をします。

設定画面があります

プラグインを有効にすると、WordPressの設定に「レコメンドエンジン」というメニューが追加されています。クリックしましょう。

クリックすると、下の画面に切り替わります。

この画面でレコメンドエンジンの設定を行います。なんだかいろいろあるように見えますが、少しの設定で済みますので、大丈夫です。

・・・それでは、順番にご説明いたしますね。

レコメンドIDと、画像URLを設定

まずは、基本情報とアイテム収集を設定します。

ご説明します。

基本情報

レコメンドエンジンを使用するための基本設定をします。

レコメンドIDにさぶみっと!レコメンド利用時に発行されたIDを入力します(例:「www.imamura.biz」など)

アイテム収集

「アイテム収集」では、単純に言うとレコメンド表示をさせるためのデータを取得しています。

この「アイテム収集」で取得したデータをもとにして、レコメンド表示をさせています。WordPressプラグインでは「単一記事」の情報を取得します。

アイテム収集をさせるために必要な項目として、

・コード (WordPressの投稿ID)

・URL (記事URL)

・タイトル (記事タイトル)

・画像URL※

があります。

上記の項目は、プラグインで自動取得していますので設定はしなくてもOKです。

※アイテム収集では「no image画像」のURLだけ設定ください

画像URLは、アイキャッチ画像、投稿内に画像があれば第一画像のURLを自動取得していますが、どちらの画像もない場合が想定されます。

その場合に備えて、「画像URL」に指定したURLの画像を取得させます。巷でよく言う「no image画像(取得する画像がなかった場合の代替画像)」の役割です。

・・・と、長々ご説明しましたが、ここまでで入力する必要がある項目は

  • レコメンドID
  • 画像URL

の二つです。ここは、パパッと入力しましょう。

次は表示設定です。

ランキング・レコメンド・履歴の表示設定

設定画面は、それぞれこんな感じです。

レコメンド

「この商品をみた方は、これもおすすめ!」Amazonとかでよく見かける、お馴染みの機能です。

ランキング

「ここ1週間で人気の記事はこれだ!」みたいな。週間、月間などの期間と、ランキング形式を設定できます。

表示履歴

「このページ、もう一度見ますか?」なんて使い方、あるととてもいいですね。

ここもご説明します。コード(レコメンド・履歴のみ)それぞれ、WordPressの投稿IDを自動取得しています。

テンプレート名

レコメンド・ランキング・履歴それぞれ、デフォルトでテンプレートが設定してあります。

テンプレート名を変更したい場合や、テンプレートをカスタマイズしたい場合は、さぶみっと!レコメンドの管理画面のテンプレート設定より、お好みで変更ください。

表示位置

レコメンド・ランキング・履歴の表示位置を設定します。

「本文中」の上・下・両方に表示します。

間隔(ランキングのみ)

参照するデータの間隔を指定します。

  • day(日間)
  • week(週間)
  • month(月間)

タイプ(ランキングのみ)

表示させる基準を設定します。

  • pv(ページビュー数)

と、ざっとこんな感じです。

設定が終わりましたら、更新をお忘れなくです。

ショートコードを使うことで、どこにでも柔軟にレコメンド表示

レコメンドを表示する目的やタイミングというのは、もちろん使う方によって違いますよね。

場合によっては、記事やページの本文中だけではなく、ヘッダー、フッター、サイドバーなど「任意の場所に表示したい場合」があります。

また、特定の記事(商品)には特定のレコメンド表示をさせたい、といった「条件別で表示を変えたい場合」など、さまざまな場面があると想像しています。

このプラグインは、そんな場面を想定して作られています。

というわけで、ショートコードが使えます

「Submit! Recommend」プラグインの独自のショートコードを使って、柔軟にレコメンド表示をカスタマイズすることができます。

下の管理画面にショートコードについて書いてあります。

ここの説明や使用例はまた後ほど詳しく・・・「Submit! Recommend」プラグインは、「レコメンドの表示は、工夫次第でいろんな使い方ができるんだ!」ということだけでも、少しでもご理解いただけますと幸いです。

(※画像中にWordPressループ内での使用の文言が書いてありますが、制限はありません。あとでプラグイン内の文言は消します。)

一例ですけども、私のブログの設置サンプルをご覧ください

ではでは、いったいどんな動きをするのか。実際にサンプルがあると、わかりやすいですね。

あくまで一例ですが、使い方を交えて紹介します。どうぞご参考の一つとしてください。

使い方1:記事本文の上部に「閲覧履歴」を入れる

比較的コンテンツ量が多いサイトは、サイト内でのページ移動も頻繁である場合があります。

閲覧履歴を入れることで、リマインド効果を与えることができると思います。

もっと単純に表現すると「あの記事、もう一回見たいな~。って、このサイトのどこだっけ・・・」みたいな。一度は皆さん経験されているのではないでしょうか。

個人的には、プラグインを入れてみて、この閲覧履歴が一番楽しかったです。

使い方2:サイドバーに「レコメンド」を入れる

さぶみっと!レコメンドでとても強力な機能と言えば、やっぱりこの「レコメンド」だと思います。

「これを見たかたは、この記事もおすすめ!」といった、オススメを表示することができます。

使い方3:フッター部分に「ランキング」を入れる

フッターには「週間ランキング」を表示させて「みなさん、こんな記事が気になっているみたい。」と、すぐにわかるようになります。

PV数が多い記事は、それだけ何らかの惹かれる要素があってのものだと思いますので、みなさんは、どの記事に興味を持っているのか・・・気になって、自然とランキングに目が行く方も多いのではないでしょうか。

A!@attripのブログにも、このプラグイン入っています

このプラグインを開発するきっかけにもなった、attripさんのサイトでも、レコメンドエンジンについておもしろく解説してます。

こちらも併せてご参考にどうぞ~。

少し余談:「WordPressプラグイン」として提供すること

ここまでプラグインの概要についてご説明しましたが、ちょっとその流れを変えて、「なぜ、このWordPressプラグインを作ったのか?」について、少しだけ・・・昨今のWordPressユーザーの増加が目立っていますね。

個人的に今思えば、比較的早めにWordPressを触っていてよかったなと思います。これまでWordPressを使って、ブログだけでなく企業サイトもですし、ECサイトも構築した経験がありますが、特に海外では、WordPressの「ECサイト構築」が盛んで、加速度的に導入・開発が進んでいる印象を受けています。

例えば、有名なところで下記のサイトの出現。ご存知の方も多いはずです。WordPressでECサイトを構築するためのプラグインの配布や、テーマを販売しています。

ここ1年あたりで、とても話題になっていますね

http://www.woothemes.com/woocommerce/

豊富なECサイト用テーマも併せて販売しています。クオリティは高いです

このサイトは開発がとても活発ですね。メルマガ取っているんですけども、更新頻度がなかなか高いです。ところで、日本でもWordPressのECサイト構築に関しては注目されています。

こちらも有名なところですと、良く知られているのは「Welcart」ですかね。日本初WordPress専用ショッピングカートとして、プラグインを配布されています。

Welcartはとても高機能です。おすすめ!

http://www.welcart.com/

私も使用したことありますが、かなり高機能でして、正直これが無料でいいのかよ・・・とビックリしたくらいです。・・・と、上記2サイトは一部代表的なご紹介になってしまいますが、「WordPressで作ったECサイト」として、その完成度の高さから、国内外の動きがとても活発になっているとおもいます。

私は、この動きが以前から少し気になっていました。

今後は、WordPressを利用したECサイトの構築事例も増えてくる。と思っています。そんな中で、先駆けてこのプラグインを開発した・・・って感じです。

まとめ

今回、はじめて「さぶみっと!レコメンドってなんだ?」と疑問に思われた方や、「このプラグインについて知りたい!」となんとなく興味を持たれた方は、お問い合わせ・資料請求は、こちらからよろしくです。(提供終了しました)

以上、プラグインの機能的な説明と開発の経緯を、ざっと書きました。「Submit! Recommend」プラグインについては、もう少し具体的に、

  • 「なるほど~。レコメンドってまじでいいな~」
  • 「WordPressでやると、こんな感じになるのか~」

など、なるべく感覚的にご理解いただけるように、何らかの形でこれからもお知らせできると思います。

それでは、またお暇でしたらちょこちょこと遊びに来てください。

著者:bouya Imamura

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