Web系のお仕事をされている方や、ブログを書いていらっしゃる方など、インターネットに関わる何かをされている方は、下の2つの言葉を、一度は目に耳に・・・したこともあるのではないかと思います。
- パンダアップデート
- ペンギンアップデート
この2つ言葉の意味はとても重要なのですが、これによってGoogleの検索結果の順位が大きく変動する場合もあります。順位が上がる場合もあれば、極端に下がる場合もあります。巷では、この「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」による影響には、とても注目している方も多くいらっしゃいます。
「あ~、この前のパンダアップデートのあと、検索からサイトを訪れてくれる人が減ったわ~」
「おい!ペンギンアップデートのあと、なんか検索からサイトを訪れてくれる人増えてるわ!」
などなど、私の周りでは日常会話となっています。それでは、具体的にどれくらい影響があったのか。体感だけではなく、数値化して欲しい。
それを可視化してくれるツールがありますので、ご紹介します。
また、そもそも、「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」とは、どういう意味なのか、何を指す言葉なのか。そのあたりも、おさらい的に書きましたので「自分のサイトはどうなんだろうな~」なんて気になる方はご参考くださいませ。
というわけでして、まずは「パンダアップデート」についておさらいします~。
パンダアップデートとは
それでは「パンダアップデート」とは何か、についてです。
以下Googleウェブマスター向け公式ブログから引用いたします。
(引用:Google ウェブマスター向け公式ブログ: Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました)
Google はこれまで 良質なサイトをユーザーに届けること に力を注いできました。
その一環として、2011 年には、通称”Panda アップデート”と呼ばれるアルゴリズムの変更を 英語 や その他多くの言語 において実施しています。
このアルゴリズムの変更では、低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に、良質なサイトの掲載順位をより適切に評価します。例えば、ユーザーにとってあまり価値のないサイト、利便性の低いサイト、他のサイトからのコピーで構成されているようなサイトの掲載順位は下がります。
一方、独自の研究や報告、分析など、ユーザーにとって重要な情報を提供しているサイトの掲載順位はより適切に評価されるようになります。
この変更は、日本語、韓国語ともに約 4% の検索結果に影響する見込みです。
これは、今年の7月に公開された記事でして。「パンダアップデート」は去年から日本以外ではすでに行われていましたが、ついにこの記事の公開日(7/18)には日本にも適用されましたよ。ということでした。
引用からわかるとおり、要はGoogle検索の結果順位について、「より良質なサイトを上位に表示しよう」といったアルゴリズム(表示方法)の変更がされた、ということです。
「なるほど~」って感じだと思います。
ペンギンアップデートとは
では、続きまして「ペンギンアップデート」についてです。
少し引用が長いですが、重要なことが書いてあります。お時間がありましたら、引用元の内容を全てをご確認いただくと、さらに理解が深まると思います。
(引用:Google ウェブマスター向け公式ブログ: 良質なサイトをより高く評価するために)
掲載順位を上げることやトラフィックを増やすことを追求する中で、まったくユーザーのためにならない裏技や抜け道のような手法を使用してそのサイトに本来適切な掲載順位より高い掲載順位を得ようとしているようなサイトのことです。
私たちは、サイトの掲載順位を少しでも高く操作するために行われるキーワードの詰め込み や リンクプログラムへの参加 など、様々なウェブスパムを毎日確認しています。
検索ユーザーが素晴らしいサイトを見つけて情報を得る、その手助けのためにGoogle は多くの検索アルゴリズム変更を行っています。
私たちはまた、検索アルゴリズムだけの為でなく、ユーザーの為に優れたサイトを作っている方々の努力が、きちんと報われてほしいと考えています。そこで今回 Google は、ウェブスパムをターゲットにした重要な変更を検索アルゴリズムに施しました。
これまでも良質なサイトを適切に評価するために様々なアルゴリズムの変更を実施してきましたが、今回の変更では、Google の 品質に関するガイドライン に違反しているサイトについて、その掲載順位を下げるような対策を実施します。
このアルゴリズムの変更は、ウェブスパムを削減し、良質なコンテンツを促進するための私たちの新たな試みです。
変更の詳細を明かすことは、抜け道をくぐり抜けたサイトが検索結果にあふれ検索ユーザーの利便性を損なう可能性があるためできませんが、ウェブマスターのみなさんにお伝えしたいことは、ユーザーにとって利便性の高い 良質なサイトを作ること(英語)に専念し、ウェブスパムを駆使することなく “ホワイトハット” SEO を心がけてください、ということです。
これは今年の4月に公開された記事です。「ペンギンアップデート」とは、要は、キーワードの詰め込み、リンクプログラムへの参加 などでスパム行為をしているサイトはGoogle検索結果から排除。良質なサイトを運営している方にとっては、大変ありがたい内容です。
そういえばスパムといえば、私が知っている例だと、昔流行った(今でもやっているところを見ますけども)こういうのもダメですね。
- 背景色と同系色でテキストを隠してキーワードを大量に埋め込み(ソース内にコメントアウトしてるところもみかけます)
- 自動被リンクシステムなどを利用した、被リンク増やし
など。どれもGoogle検索結果の順位を欺く施策として有名ですね。また、そういった「意味のない内部/外部SEO施策」を薦めている業者も、最近では減っていると感じますが(私が意図的に見ないようにしているのかもしれないですが)まだまだ存在することは、私の観測範囲内では少数ですが、確認しています。
以上がパンダアップデート、ペンギンアップデートの概要でした
ここまでで「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」の概要はご理解いただけたと思います。もし「Google検索結果で排除されるようなこと、してたかもしれない・・・」など、心当たりがありましたら、即刻修正しましょう。というわけで、「自分のサイトは大丈夫なんだろうか・・・」と、不安になった方もいらっしゃると思います。
そこで。
「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」後で、自分のサイトが具体的にどのような影響があったのか、確認する方法があります。
「Panguin Tool」を利用します
自分のサイトがどのような影響を受けているか、確認するサービスがあります。
「Panguin Tool」と呼ばれています。まずは、
Panguin Tool – Barracuda Digital をクリックして、下の画像にあるように「Log-in to Analytics」をクリックします。
下の画像のように、認証リクエストの画面に移動しますので、アクセスを許可する場合は「アクセスを許可」をクリックします。
認証を許可すると、GoogleAnalyticsで設定したアカウントの一覧が現れますので、
調べたいアカウントを選びましょう。(この一覧は、GoogleAnalyticsで設定済みが前提です)
下の画像のように、グラフが表示されます。赤い線が「パンダアップデート」、青い線(画像中にはありませんが)が「ペンギンアップデート」です。
それぞれのアップデート後、どのような影響が出たのか、一目で確認できますね。興味がありましたら、是非お試しください~。
まとめ
WEBに関わる仕事をしている方は、デザインができる、プログラムがかける、コーディングができる、ディレクションができる、などはまあ普通のスキルとしてありますが、上記のようなGoogle検索結果のデータや検索アルゴリズムの変更の動向を読み取って、今後に活かすスキルってのも、ずいぶん前から必須となってきている気がします。
「Google検索に好かれるようなコンテンツ作り」という意味では、とても意識しないといけない分野だと自覚しています。
また、Googleの検索アルゴリズムの変更や、アップデートに関する情報は、積極的にフォローし続けることが望ましいと私は思います。
参考リンク
いつも有益な情報が満載で、とても勉強になります。ありがとうございます!
パンダ&ペンギン・アップデートにやられたかどうかを調査するツール | 海外SEO情報ブログ
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