家族を大事にしてきたからこそ今があるということ

ところで、少し前に大宮あたりで数人で飲んでいた時に「みなさんの座右の銘は何ですか?」という話の流れになったんですが、僕はすぐには答えられませんでした。

座右の銘について今まで考えた事がなかった・・・その場で少し考えて出た言葉が「家族を大事にする」でした。

「うん、そうだな。家族を大事にしているな」と自分の言葉に自分で納得したと同時に、家族を大事にしてきたことでこれまでの人生において好機を掴むきっかけになっているとも思いました。

せっかくの機会なので「家族を大事にする」ことについてちょっと振り返りました。

「家族を大事にする」とは

「家族を大事にする」とはどういうことか。話の範囲が広くなりすぎるので、いくつかある中で1つだけ自分の考えを挙げると・・・「できるだけ家族と、特に両親と過ごしたり会話する時間を増やす」ことだと理解しています。わりと単純なことですね。

単純なこととは言っても、そこに意識が向いていない時期はありました。どうも若いころの自分は「両親とはいつでも話ができて、いつまでも居るものだ」と思っていたようですが、両親も年齢を重ねて高齢化したことによって老化し弱っていく様子を目の当たりにしていくにつれて「ああ、そうなんだよな。親はいつまでも居るもんじゃないよな」という現実を受け入れていくうちに、少しずつ意識が向くようになったなと思っています。

「親も歳をとるんだよ。いずれ介護が必要になってくることもある。それは、どの家庭でも誰にでも関係することだからね」という言葉をずいぶん昔に誰かから聞いたような気がしますが、いよいよ僕もこういった事を考えるようになってきたな、と思ったのが今から約10年ほど前です。

両親が弱ってきたとはいえまだまだ介護が必要というわけではなく元気なので、今のうちに現在のことや今後のことを話し合うことで、両親の支えがあってこれまでやってこれたことに気が付き、感謝し「自分がやるべきことは何か」を明確にすることができ、前に向かって進み続けているんだなと感じています。

生活と仕事について考える

「家族を大事にする」ことで深く関わってくるのが「生活」と「仕事」だと考えています。

僕は富山県という北陸地方の出身で、現在は仕事の関係で東京都に住んでいます。両親は富山に居るので距離がありますね。毎年お盆と正月には必ず実家に帰って、多くの時間を両親と共に過ごしています。

去年(2015年)は北陸新幹線が開業したこともあって、運営している北陸の情報サイトの取材も兼ねて例年よりも多く両親と共に過ごす時間がありました。また、年々富山にいる両親と過ごす時間を増やすようにしています。理想は月のうち4分の1以上は富山で過ごせるといいな、と前々から計画していて、少しずつ実現に向かってはいます。

東京に居ても、富山に居ても場所に依存せず同じように仕事が出来るように環境を整えて、自由に仕事をコントロールできるような今のスタイルに変更し始めたのが今から約5年ほど前です。つい最近のことですね。

このような生活や仕事のスタイルを成立させるためには、自分ひとりの力だけでは難しいと思っています。自分が他(人だけではなく)と関わっていく中で、他からの配慮や支えがあってこそ今があると理解しています。

そして自分は先人によって生かされ、周囲の人々によって生かされ、配慮され続けているな~とここ数年でより強く感じ取るようになってきました。

普遍的ではあるよね

「家族を大事にするなんて、当たり前のことじゃないの?」と思う方が大半かもしれませんが、自分の思うような状況に持っていくためにこんな考え方をして、こんなことをしているよ、ということを書きました。

いろんなところでよく話題にのぼり、よく考えられていることだからこそ、他の人は普段どう考えているのか気になることもあるはずです。人それぞれ生き方や価値観はバラバラで、他の人の例が自分に当てはまるわけでもないこともわかっていながらも(バッチリ合う・どころどころ合う、なんてこともあるかも)。

ただ大筋で共通していることといえば、僕も含めて大多数の人が「悩みながらも自分で答えを出して、前に進んでいる」ということですね。それがわかるだけで自分的にはOKだったりします。

「家族を大事にする」ことについて考えて行く中で「生活」や「仕事」について見直し、自分の進む道を真剣に考えるきっかけとなっている今があるんだな~と、改めて実感しました。

おまけ

このページの内容と幾らか関連するかもしれない以下のリンクもご参考ください。

僕はここ数年ずっと運がいいことが多いな~と思って日々過ごしていますが、それは「家族を大事にしている」ことが大きく関わっていると思っています!

日記でした~。

著者:bouya Imamura