WordPressのウィジェットって便利ですよね。例えば「サイドバーにカテゴリーの一覧を表示したいな~」と思ったら、ウィジェット設定画面で「カテゴリー」のウィジェットをドラッグ&ドロップすれば表示内容や位置を変えられます。
ウィジェット設定画面から、表示したいウィジェットをドラッグ&ドロップ
少し応用できる方は「テキスト」のウィジェット内に自作のショートコードを使ったりしますね。
テキストウィジェットを使ってショートコードを実行させる
下の画像は「posts」という自作のショートコードにパラメーターを付けて記述しています。ウィジェット内でショートコードを実行させる方法については、「【WordPressのテキストウィジェットでショートコードを使えるようにする方法】」をご参考ください。
と、感覚的に操作できて便利なウィジェットですが、お客さんに操作してもらおうとすると「このウィジェットの意味がわからない」「使えるショートコードってなんだっけな・・・」となって、手間取る場合があります。
そうならないために「あらかじめウィジェットの設定画面内に操作マニュアルを表示させればいい」と思いましたので、やり方ないかな~と調べたんですが、方法がありました。
もし機会がありましたらご参考ください。
ウィジェット設定画面内に操作マニュアルなどの説明文を入れる
フィルターフック「sidebar_admin_page」を使って、functions.phpに追記します。
PHPサンプルコード
//ウィジェット管理画面にショートコード一覧を入れる add_filter( 'sidebar_admin_page', 'widget_admin_text' ); function widget_admin_text() { echo <<< EOF <hr> <h3>使用できるショートコード一覧</h3> <h4>投稿一覧</h4> <code>例:[posts post_type="products" orderby="rand" title="製品情報" ]</code> <p>■設定できるパラメーター</p> <p>post_type 投稿タイプ(デフォルト:post)</p> ・・・以下省略 EOF; }
上のコードは「posts」というショートコードの説明が書かれています。
ちゃんと設定されているかどうか、見てみましょう。
ウィジェット設定画面を開くとこうなる
WordPressの管理画面から「外観」→「ウィジェット」をクリックします。
ウィジェット設定画面を開いて下にスクロールすると「使用停止中のウィジェット」の下部に追記されています。使用できるショートコード一覧が載っていますね。
応用すれば操作マニュアルにもなるし、宣伝スペースにもなる
今回例にした使い方のほかにも、ウィジェットに関する補足説明をするのもよさそうですね。個々のウィジェットについて基本から知りたい、または、詳細を知りたい、という場合もあると思います。
この辺は、WordPress操作やPC操作スキルに合わせて、対応すると喜ばれそうです。
また、ウィジェット画面内に「操作でわからなかったらここに問い合わせてね!」と案内して、ヘルプデスクの連絡先などを書いておくとかも有効そうです。
これは使える
ウィジェット設定を頻繁に行う方にとっては、目に留まりやすいような気がします。私のお客さんは「新着記事や注目記事の位置を変えたい」とか、広告管理などでウィジェットをこまめに変更する方が多いので、ウィジェット設定画面はかなりの頻度で開いてますしね。
あと、お客さん向きにこの機能を使うのではなくて、ウィジェットに関する大事な設定などをメモするスペースとしても使えそうです。
使い方次第でいろいろできそうです。
以上、何かのご参考となりましたら幸いです。
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