少し前からこのブログをAMP対応させているのですが、有効化するとすぐにAMP対応できるWordPressプラグイン(以下、AMPプラグイン)が最近のバージョンアップ(0.3.2)でより便利になったことを知りました。
いい機会なので、さきほどテストを兼ねてAMPプラグインを使って実装する方法に変更しました。
便利なフックを使ってみよう
ところで、AMPプラグインの何が便利かというと「フックがいくつか用意されていること」です。フックを使うと以下のようなことができます。
フックを使えばこんなことができる(一部だけ紹介)
- Schema.orgの構造化データをお好みにできる
- オリジナルのデザインにできる(オリジナルテンプレート、CSSが適用できる)
- エンドポイントを変更できる(AMPページのURLを「/amp」以外の文字列に変更もできる)
- カスタム投稿タイプもAMP対応できる
- 特定の埋め込みコンテンツをAMP対応できる(私はcodepenを対応しました)
などなど。今回はいくつかあるフックの中から「Googleアナリティクスの計測コードを入れるフック」について書きました。通常は、以下のページに書かれている方法でコードを入れると思うんですが、フックを使う方法も知っておきたかった感じですね。
最近WordPressを触り始めた方などは「フック」と聞くと「ちょっと難しそうだな・・・」と思う方もいるかもしれません(私もそうでした)。ですが、別に大したことはないです。大丈夫です。やってみましょう!
AMPプラグインのフックを使ってGoogleアナリティクスの計測コードを入れる方法
ドキュメントにあるサンプルを参考にして、以下のコードをテーマフォルダ内にあるfunctions.phpに追記します。
add_filter( 'amp_post_template_analytics', 'xyz_amp_add_custom_analytics' ); function xyz_amp_add_custom_analytics( $analytics ) { if ( ! is_array( $analytics ) ) { $analytics = array(); } // https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/amp-analytics/ $analytics['xyz-googleanalytics'] = array( 'type' => 'googleanalytics', 'attributes' => array( // 'data-credentials' => 'include', ), 'config_data' => array( 'vars' => array( 'account' => "UA-XXXXX-Y" ), 'triggers' => array( 'trackPageview' => array( 'on' => 'visible', 'request' => 'pageview', ), ), ), ); return $analytics; }
コードがやっていること
「amp_post_template_analytics」のフックを使うと、ヘッダー付近に「amp-analytics-0.1.js」が読み込まれ、Googleアナリティクスの計測コードが「</body>」付近に自動で入ります。
AMPページをオリジナルのデザインにされている方は、以下のコードがテンプレート内に書かれているかどうか確認しましょう。この記述がないと自動で入りません。
<?php do_action( 'amp_post_template_head', $this ); ?> <?php do_action( 'amp_post_template_footer', $this ); ?>
トラッキングIDを設定しよう
コード中にある以下の記述に注目します。
'account' => "UA-XXXXX-Y"
「UA-XXXXX-Y」には、計測したいサイトのトラッキングIDを入れます。トラッキングIDの値がわからない方は、以下のページを参考にして調べましょう。
まとめ
というわけで、Googleアナリティクスの計測コードを入れるフックについて書きました。冒頭にも書きましたが、他にも使える便利なフックがありますので、詳細はドキュメントをご参考ください。
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