WordPressテーマ「錦(Nishiki)」を公式サイトへ登録する際に得た知識や経験を中心に、導入事例やテーマに関する今後などを発表しました

第74回 WordBench神戸(2月25日)公式テーマになったNishikiについて作者に聞いてみよう!&触れてみよう!」の中で、WordPress テーマ「錦(Nishiki)」について発表させていただきました。

今回で2回目の発表となりましたが、タイミングが良かったのか、前回よりも参加者の方が増えていたことがとても嬉しかったです。前回の様子については以下のページをご参考ください。

というわけで、このページでは勉強会の様子や話したことについて書いています。もし、当日勉強会に参加できなかった方や「テーマについてなんの話をしたのか気になる!」という方がいらっしゃいましたら、是非ともご参考くださいますと嬉しいです。

会場の様子

今回も1回目の開催と同様に、僕が拠点としている東京と神戸の会場をオンラインで繋いで参加させていただきました。

参加者の方のプロフィールは様々で、フリーで活動されている方や、会社など組織に属している方などいらっしゃいましたが、少し特殊な方として2018年6月に開催されるWordCamp OSAKA 2018の実行委員長や、このブログでも使っているレンタルサーバー会社のエックスサーバーの中の人などもいらっしゃいました。

また、参加者の方のWordPress歴も伺うことができたのですが、歴が長い方もいらっしゃれば、逆に触り始めて間もない方もいらっしゃったので、いろんな立場の方が参加する理想的な日になったな、と思いました。

さらに、今回は初めて勉強会に参加される方も多くいらっしゃったということで、僕としては「初めての方にもぜひ話を聞いて欲しいな〜。テーマ触って欲しいな〜」と思っていたので、とても嬉しく感じました。やったね!

こんな内容を発表しました

前回の勉強会の時もスライドを用意したのですが「どうせなら1時間くらいは通しで話せるようなスライドを作ろう」と思って、今回は少し長めのスライドを用意していました。

何枚かスライドとともに、発表内容をご紹介します。

テーマ登録で得た知識や経験について

いくつかお話ししたのですが、テーマが基準に満たしているかどうかを審査してくれる「レビュアーさん」とのコミュニケーションに関する話については少し深めにお話ししました。「公式サイトへテーマを登録するのは難易度がやや高い」という印象が伝わったのではないかと思っています。

ただ、テーマ制作者側でもある程度やれることはあるはずで「こうするといいかも」という対応方法についても触れました。僕個人的には割と効果的な方法だと思うので、公式テーマ登録の際には、ぜひお試しいただければと思っています。

公式テーマ登録後の変更点

テーマが公式に登録されてから現在まで様々な変更を行ってきたのですが、GitHubのコミット履歴を見ながら変更箇所とその理由についてお話ししました。

テーマ導入事例

テーマを使ってウェブサイトを運営している方に許可をいただき、以下の4サイトを紹介しました。

  1. ブログなどのメディアサイト
  2. 作品を掲載するポートフォリオサイト
  3. 会社情報など掲載するコーポレートサイト
  4. 会員制フォーラムを組み込んだコミュニティサイト

WordPressテーマ「錦(Nishiki)」は様々なウェブサイトでの利用を想定して作られている、ということが少しでも伝わるといいな、とは思っています。

今後のテーマに関する活動

僕としては「テーマが公式登録されてからどうアクションするかが重要」だと思っているのですが「公式登録されたから終わりではなく、やることはまだまだある」ということで以下の内容についてお話ししました。

  • ウェブサイト運営に役立つ拡張プラグインの配布
  • テーマ名にふさわしいデザインスキンの配布
  • テーマ操作マニュアルの充実
  • 中・上級者向けの情報発信
  • サポートフォーラムを引き続き運用
  • テーマに関する勉強会や相談会などの企画
  • カスタマイズサービスの開始

上記の他にも構想中の内容や企画もあるのですが、現時点で公開できる情報は以上でした。やることが盛りだくさんだ・・・!!

以上で僕からの発表は終わりまして、続いて「テーマを実際に触ってみよう!」ということで、ワークショップの時間が始まりました。

ワークショップがとてもよかったです

会場の皆さんにテーマを触っていただいたのですが、以下のようにいくつか要望や質問をいただきました。

こんな要望や質問をいただきました

  • パンくずリストは表示できるのか
  • JSON-LDは対応しているのか
  • メインビジュアルの表示条件を変えて欲しい(キャッチフレーズがなくても表示したい)
  • フロントページに設定したページの内容をトップページに表示したい
  • フロントページの内容を各セクション間のどの位置に表示するのか選択したい
  • ヘッダーにあるメニューと検索ボタンの設定パネルの場所が見つけにくかったので変えて欲しい

上記の内容については、その場で回答できるものや、テーマの変更が必要なものなど様々でしたが、僕が持っていない視点もあったので、とても助かる内容でした。

いただいた要望への対応については、サポート専用ウェブサイト「サポトピア」内のフォーラムで随時お知らせします。もし「どんな対応をするんだろう」と気になる方がいらっしゃいましたら、フリー会員登録(無料)をよろしくお願いします。

基本的には、テーマに変更を加えられそうならそのまま実装しようかな〜と思っていたり、プラグインとして別で配布したりなどで対応を行う予定です。

まとめ

今回で2回目の開催となったのですが、東京からでも会場の盛り上がりの様子が伝わってきたので、とても良い勉強会になったのではないかと思っています。

もし今後、テーマを扱った勉強会などをご希望の方がいらっしゃいましたら、以下のような反応をいただけますと大変嬉しいです。

こんな反応がいただけると嬉しいです

  • WordBench神戸専用ハッシュタグ #wbkobe やテーマ専用ハッシュタグ #wpnishiki を付けてTwitter,Facebookなどで投稿
  • WordBench神戸のFacebookグループへの参加
  • WordBench神戸管理者の安藤さんと竹下さんへ直接「またやってよ!」など伝える

もしかしたら、また勉強会を企画してくださるかもしれないです。また機会がありましたら、ぜひともよろしくお願いします!

参考リンク

著者:bouya Imamura